楽曲解説
SMエンターテインメントの大型ガールズグループ Hearts2Hearts の3rdデジタルシングル「RUDE!」は、ITZYやTWICEなどのヒット曲を手掛けてきたプロデューサー、Sebastian Thott(セバスチャン・ソット)による「コットンキャンディー・ハウス(Cotton-candy house)」と形容される甘く弾けるようなポップ・ハウストラックです。
楽曲の骨格を成すのは、ハウスミュージックの伝統である重快な4つ打ち(Four-on-the-floor)のキックドラムです。しかし、アンダーグラウンドでダークなクラブサウンドとは一線を画し、Roland TR-808系の軽やかで抜けの良いパーカッションや、シンコペーションを効かせたクラップ(手拍子)を多用することで、K-POP特有の明るく洗練されたグルーヴ感を生み出しています。
リズムを牽引するベースラインは、KORG M1に代表される90年代初頭のデジタルシンセサイザー特有の「オーガン・ベース(Organ Bass)」や弾力のある「プラック・ベース(Pluck Bass)」のアプローチを採用。重低音で押し切るのではなく、ゴムのようにバウンスするタイトな音色を使用することで、楽曲全体にファンキーで軽快な推進力をもたらしています。
「RUDE!」のサウンドシグネチャーとも言えるのが、イントロから楽曲全体を彩るバブリー(Bubbly)で甘いシンセサイザーのメインリフです。煌びやかなベル系のプラックサウンドと、ふくよかなパッドシンセがレイヤーされ、タイトルが持つ「無礼な」「生意気な」という言葉の強さを、あえてキュートでポップな聴覚体験へと変換する巧みで洗練された音作りが施されています。